2017年06月26日

連続青酸殺人で全面無罪主張

京都や大阪などで、夫や交際相手の高齢男性4人に青酸化合物を飲ませて殺害した罪などに問われた女の裁判員裁判が始まり、女は、全面的に無罪を主張した。
殺人と強盗殺人未遂の罪に問われているのは、筧 千佐子被告(70)。
起訴状によると、筧被告は、2007年から2013年にかけて、夫の勇夫さん(75)や交際相手の本田正徳さん(71)など4人に対し、青酸化合物を飲ませて殺害したなどとされる。
2014年、逮捕前の筧被告は、「2人暮らしで亡くなった場合に、まず一番最初に疑われるのは連れ合い。それをわかっていて、あえて、わたしが殺すほど、わたしは、まだボケてません」と話していた。
逮捕後は、一転して容疑を認めていた筧被告だが、26日の初公判で、「全て弁護士に任せてある」とだけ話し、弁護側は、「全ての事件について争います」と述べた。
一方、冒頭陳述で検察側は、「被害者全員が青酸中毒で、死亡後に筧被告が、多額の遺産を相続している」として、筧被告による遺産目当ての犯行だと指摘した。





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